みなさんこんにちは!
エフェクターフリークス スタッフSです~
前回に引き続き今回もベース用プリアンプ特集!
→ベース用プリアンプの使い方教えますPart①
サンズアンプはブレンドつまみが肝です。(サンズアンプはブレンドつまみが肝です。)
大切なことなので二回言いました。
今回も、定番ベース用プリアンプの簡単な解説とオススメセッティング方法をご紹介!
この人に登場してもらいましょう!
MXR/M80 BASS DI +
こちらもよくベーシストのボードで見かけますよね。
ベース用プリアンプの代表格です。
サンズアンプと比較されがちですが、仕様/サウンドは完全に違います。
まず、歪み回路とプリアンプが別です。
スイッチでプリアンプのみorプリアンプのEQ+歪みの踏み分けができます。
これだけで全く違いますよね。
そして、EQにミドルがあります。
私は、サンズアンプを長年使ってからM80も使いはじめましたが、『ミドルがあるのか…(涙)』ってリアルに感動しました。ありがたい。
さらに、歪み回路にノイズゲートを搭載してたりと、非常に多機能なのもサンズとの違いです。
ただし、こいつも結構くせ者です。
何気に取り扱い難しい…
ナチュラルで原音重視の調整が可能なプリアンプ!とよく言われますが、あれは幻想です。
騙されちゃだめ!
結構エフェクトに色があります。
セッティングとして、まずEQは全て12時 これでほぼEQはフラットっす。
クリーンのレベルは、原音と音量差がないところまで上げます。
そして、EQをブースト/カットして調整するわけですが、ミドルは欲張ってかなり上げてみてください。
設定されたEQの帯域的にミドルがかなりハイ寄り(850Hz)なので、ベースにもよりますが、結構音抜けが良くなります。勢いよくやっちゃってください。
そのあとは、低域(60Hz)を足してみたり、高域(4kHz)を足したり引いたりして調整すれば、EQの設定は比較的わかりやすいかと思います。
続いて歪みですが、ツマミはVOLUME、BLEND、TRIGGER、GAIN。
上でも触れましたが、歪みはプリアンプ部分とEQは共通だけどレベルは別という仕様です。
つまり、歪みをONにすると、プリアンプの設定に歪みをプラス
するわけじゃなく←重要
原音に歪みとEQ(+COLERスイッチ)がプラスされるので、クリーン用のレベルは意味をなさなくなります。
歪みとプリアンプを踏み分けたい方は、音量差に要注意です。
そして、この歪みが非常に賛否両論あります。
Distortionの名の通り、ジャリジャリ系の歪みでクセが強く、M80を使っていても歪みは全く使わないという方も多いっす。
しかし、それはまじでもったいない。
サンズアンプでも触れましたが、BLENDは原音とエフェクト(この場合は歪み)をどのくらい混ぜるのか決めるつまみです。
なので、GAINを上げ、歪みが少量混ざるような位置(9~12時くらい)にブレンドを設定すると、輪郭が少しぼやけたアンサンブルに馴染みやすい音になります
なので、私個人的にはDistortionは常にONでジャリ感を少し加わえるのがよいと思います。
もちろん、踏み分けるのであれば、あえて飛び道具的に過激な設定にするのもアリっすね。
そして、ここでややこしいのが残りの”TRIGGER”つまみなんです。
店頭でも試奏時などによく質問されますが、これはノイズの除去量を操作するつまみで、下のゲートスイッチと連動し右に回せばゲートが強くかかります。
完全ではありませんが、黄色いランプが付いている間はすぐわかるレベルでノイズが減ります。
しかし、それよりも面白いのは、TRIGGERをMAXまで上げるとジャリジャリしてた歪みが少し丸くなるバッファーのような使い方もできるということ!
僕はTRIGGERフルがオススメです。
M80をお持ちの方に、まじで試して欲しい使い方です。
ってな感じで、調整したセッティングがこちら!
COLORはOFFで、DistortionはON。
ベースの種類にもよりますが、基本ミドルはかなり強くして、演奏方法等に合わせて残りのEQで微調整するとよいと思います
ちなみに、クリーンレベル横にあるCOLORは、ONにすると一瞬でドンシャリサウンドになります。
ベーシストやっぱドンシャリ好きなんすねー(?)
EQの調整だけじゃ物足りねーって方や、ジャズベースをプレベのようなアタック感強いサウンドに変えたい方は、ONにしましょう。
私はONにした音も大好きです。
と、ここまで2つの定番プリアンプを比べましたが、いかがでしたでしょうか?
両方個性的なエフェクターです。
意見が分かれるのも非常にわかります。
そして、ベーシスト界隈では有名な話ですが、サンズ派とMXR派でたびたび抗争が起こります。
主な理由は、サンズアンプの個性的なサウンドを嫌う過激MXR派と、”サンズ至上主義”から他プリアンプを排除する過激サンズ派がバチバチにやりあっているわけですが、
(※これは音楽史でも取り上げられるゆゆしき問題です)
あえて言います。
両方いいぞ!
もちろん、紹介した使い方しなきゃダメ!って訳ではなく、少しでも皆様のセッティングの参考になればと思いブログを書いております…
また、音作りで悩んでいる方は、店頭でスタッフにドシドシ質問してください!
今回もオタク全開で書いたので、またしても2000字越えの長文になってしまいました、ごめんなさい。
ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました!
またいつかお会いしましょう!
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