ファズを使ってない人に読んで欲しい「ファズ沼入門編」 ~FuzzFace,BIGMUFF,FuzzFactory~

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ファズの魅力について!

おはよーございます!
エフェクターフリークス スタッフヒラシマです!

突然ですが、皆さん「ファズ」使ってますか!?!?!?

もちろん、ジャンルによっては全く使わない人もいるでしょう…
しかし、場面や曲中の一部に入れるだけで、何十倍も曲やギターリフがかっこよくなるくらいの可能性を秘めているのが「ファズ」なんです!

ファズを使ってない人に読んで欲しい「ファズ沼入門編」

ファズのイメージ

ファズを使わない多くの人はファズにこんなイメージを持っているのではないでしょうか…

「音がなんか汚い」
「古くてダサい」
「ブチブチして音が途切れる」
「ブーミー過ぎて使いにくい」

「これ、どの場面で使うんだ?????」

自分がギターを始めた頃はファズに対してだいたいこんなイメージでした。
そんな自分も今となってはファズだけで5台程所有し、売り買いを入れると10台以上弾き狂いました。(ファズ沼としてはかなり浅めですが…)

ファズを使ってない人や使ったことがない人が少しでも興味を示していただけるようにざっくりわかりやすく紹介していきます!(ファズフリークスの方々は温かく見守ってください…)


ファズを使ってない人に読んで欲しい「ファズ沼入門編」

ファズのサウンド

始めにファズについて語る上で、歪みエフェクターの歴史やジミ・ヘンドリックスについて2億文字くらい書かなければいけないのですが、こちらは様々なサイトや雑誌で紹介されているので大胆に割愛させていただきます!!!

本記事ではサウンド面に焦点をあてて、掘って行きます!

一言にファズと言っても「ファズフェイス」「ビッグマフ」「トーンベンダー」などなど、様々な種類のファズが存在します。
それぞれのサウンドを目指したファズや、それぞれを元に製作されたファズなど…
ここでは語り尽くせないほどのファズが世に存在するわけです!

ここまででマジ卍なロックキッズ達は「???」という感じで記事を最後まで読んでくれない気がするので、圧倒的にわかりやすく3種類に無理矢理分けました!

①太くてエッジ―な荒っぽいサウンド、ギターのボリュームを下げると綺麗な音になるファズ

②ディストーションがさらに深く歪んだような音、無限のサスティーン、壁のような音圧感のファズ

③ブチブチ音が途切れ、ファミコンのような音、ギターでは出せないようなピーーーという狂った音が出るファズ

ざっくりとしたサウンド傾向は大まかにこの3種類です。(本当にざっくりです)

自分がどういうサウンドが欲しいかで、目的のファズを探すわけですが、最初の頃はどんな音が欲しいかなんてなかなかわからないですよね。
さらにそれぞれ参考動画と一緒に掘って説明していきます!


①のファズ~FuzzFace,ToneBender,etc.~

このファズが一番使いやすいと思う人が多いと思います。
所謂「ファズフェイス系」や「トーンベンダー系」がこちらのサウンド傾向です。

ギターのボリュームMAXの状態ではぶっとく荒っぽいサウンド!
そしてギターのボリュームを下げて行くと、太さを残しつつクランチ~クリーンなサウンドへと変化していきます。
このサウンド傾向と特徴を利用したプロギタリストが多く、太く一音一音に存在感のあるギターソロや太さとサスティーンを加えたようなクランチサウンドに使われ、ブルースやフュージョン、ポップスでも使われていたりとジャンルを選ばず使用されています!

ファズを使ってない人に読んで欲しい「ファズ沼入門編」ファズを使ってない人に読んで欲しい「ファズ沼入門編」


②のファズ~BIG MUFF~

こちらが特にマニアやコレクターが多い「ビッグマフ系」にあたります。
年代や生産地、時期によって様々なバージョンが存在し、音も各個体によって傾向が違うんです!

サウンド面は、ディストーションに荒っぽさと太さ、ローを感じるものが多いです。
ほとんどのファズはコード弾きすると音の分離感がほぼ無く、潰れて聴こえてしまうのですが、こちらはそのコードが一つの塊、壁のようなサウンドとなり迫力満点のサウンドです。
その壁のようなサウンドをバッキングで使用し、リバーブやトレモロ類などと組み合わせて浮遊感を生み出す、シューゲイザーと呼ばれるジャンルや、荒っぽいディストーションサウンドをバッキングで掻き鳴らすようなオルタナティブロックに使われることが多いです!

バンドマンに使われることが多いペダルで、憧れのあの人が使っている可能性大です!

ファズを使ってない人に読んで欲しい「ファズ沼入門編」 ファズを使ってない人に読んで欲しい「ファズ沼入門編」 ファズを使ってない人に読んで欲しい「ファズ沼入門編」


③のファズ~FuzzFactory~

多くのファズのコントロールによって得られるブチブチと音切れしたようなラジオサウンドを反対に利用し、そのブチブチサウンドに特化させたキワモノファズです。

こちらには歴史的名機が存在しませんが、そのファズの特殊効果を利用し、世界的にその可能性を示したエフェクターがZ.VEX FUZZ FACTORYです。
こちらはクラシックなファズフェイスの回路を元にコントロールを増やし、サウンドバリエーションを格段に上げています。
前述したブチブチサウンドから王道の太いファズサウンド、さらに発振(弾いて無くても永遠にピ――と鳴る)サウンドまでカバーしています。
そんな曲中に出てきてリスナーを「!?」とさせるペダルまでカバーするのがファズ!

ファズを使ってない人に読んで欲しい「ファズ沼入門編」 ファズを使ってない人に読んで欲しい「ファズ沼入門編」


ざっくり3種類に分けて説明するだけでこんなに内容が濃くなってしまうのがファズ!
現代でも邦楽/洋楽問わず、多くのギタリストに使用されているんです!
特にファズファクトリーで太いギターソロを弾く、生形真一氏のリードトーンは現代のロックキッズの心を鷲掴みです…

(ファズ+ワウの組み合わせはギタリストが目指す最強トーンの一つでは!?!?)

歪みの一種類として分類されるファズですが、その他のオーバードライブやディストーションと同じように使用すると最初は「なにこれ」となるかもしれません。
しかし、存在感のあるギターソロやヘビーなバッキングサウンド、楽曲を際立たせる可能性を持った特殊なサウンド等…
使用用途やワウ、アンプとの組み合わせで、じっくり深く追い込んでいけば

これほどおもしろいエフェクターはありません

ファズの中でもさらに個性を持ったエフェクターが本当にたくさんあるので、一度ファズ沼にはまるとなかなか抜け出せない程楽しいです(笑)

歴史の中でもエレキギターの可能性を広げたエフェクターの一つだと思っています。

使いにくいと思っていた方や、まだ使ったことが無い方、一度いろいろなファズを弾いてみてください!

エフェクターフリークスには王道からめちゃくちゃマニアックなファズまで多数揃えているので、自分に合ったこれだ!というファズを是非探してみてください!