こんばんは!
スタッフヒラシマです!
本日ご紹介するのは個人的にイチオシのブランド/モデル
Fairfield Circuitry The Barbershop \21,600
エフェクターフリークな方々はFairfield Circuitryをご存知の方も多いと思います。
カナダのエフェクターブランドで武骨なデザインながらバランスの取れたシンプルなルックスのエフェクターが印象的です。
中でもRandy’s Revengeというリングモジュレーターはその圧倒的なクオリティの高さから特に評価が高く、人気のモデルです。
そんなFairfield Circuitryの展開するオーバードライブがこちらです。
これがもう本当に素晴らしいです。
ツボにハマる人は最高に好きになれると思います。
このモデルの発売当時はトランスペアレント系という言葉はあまり使われていませんでしたが、もし今発売されていたら間違いなくそういった売り文句で宣伝されていただろうオーバードライブです。
確かにトランスペアレント→透明感というか、原音を大きく変えるようなエフェクターではありません。
歪みの質感も「ミドル!」「粘り気!」という印象ではなく、全体が徐々に歪んでいく…倍音が増してエッジ立ちながら温かみのある音像になります。
要するに味気のないエフェクターなの?
と言われるとそうではないんです…
この独特の質感がなかなか言葉で伝えにくいのですが、ワイドレンジに生々しく歪んでいく様は真空管アンプのようでもあります。
レンジが広く、エッジの立つキャラもあり、シングルコイルとの相性は抜群です。
全体にややダーティーな雰囲気もあり、ジャキジャキとひりついたかなりかっこいい出音が出ます。
そして、本機の神髄は「SAG」というコントロール
駆動電圧をコントロールするというこのSAGが非常におもしろいです。
エフェクター界隈では有名な「使用していって電圧の下がった9V電池を使うと音が変わる」このニュアンスに近いです。
電圧を下げていくとジリジリとしたファズのようなトーンが徐々に表れていきます。
ファズを使ったオールドっぽい雰囲気のリードやソロが可能です。
そして電圧を上げきったフルボルテージの状態が雑味の無い一番トランスペアレントな状態になります。
単体でも上で書いたようなジャキジャキバリバリしたかっこいいトーンが出せるのですが、アンプやメインの歪みと絡ませるとさらにこのモデルを活かした音作りが可能になります。
フルボルテージであまりキャラを変えずにハリ感のあるフルレンジブースターとして使ったり
電圧を下げてメインの歪みのキャラを残したファズライクなリードサウンドを作ることができます。
リバイバル的な楽曲も、この歪みでいなたい雰囲気を出せばグッとかっこよくなると思います。
また、掻き鳴らすことの多いようなオルタナティブロックでもかなり雰囲気出ます。
数自体があまり多くないということもあり、実店舗でも見る機会は少ないかと!
気になる方は是非店頭でお試し下さい!