皆さんこんにちは!こんにちは
エフェクターフリークス です!
な ん と !
エフェクターフリークスが、ギターキッズなら誰もが一度は見たことがあるであろう雑誌『Guitar Magazine』様の2018年2月号
歪みエフェクター特集で掲載されています!
ありがとうございます…
ありがとうございます…
というわけで今回はそんな歪みエフェクター特集にあわせまして、先日ツイッター上でみなさまにお聞きしました。
「歪みの使い方が上手いアーティスト」をご紹介していきます!
勝手に乗っかったなんて言えない
あわせて使用するエフェクターもご紹介するので音作りのご参考になれば…
ツッコミどころが多々あるかもしれませんが、
さらっと読んで頂けると幸いですm(__)m
① Kurt Cobain
→BOSS/DS-2 Proco/Rat
90年代のギターシーンにおいて欠かす事の出来ないバンド ニルバーナのフロントマン!
グランジってジャンルをこの世に確立した凄いバンドです
知らない方は今すぐググって どうぞ。
静と動が混在した楽曲を引き立てる暴力的な歪みが非常に印象的ですが
その中でも代表的なのが
BOSS/DS-2とProco/Rat
ともに粒が荒く初心者でも使いやすい定番のディストーションですがそんな定番のディストーションであれだけ歪みを際立たせられるのは流石カリスマ
ちなみにカートが愛用していたDS-2は初期ロットの日本製。後期の台湾製とは若干サウンドが異なります。もし中古で見かけたらぜひ試奏を!
② StevieRayVaughan
→Ibanez/TS-808 TS-9 TS-10
ギターテクもさることながら
ストラトなのにウォームで太い唯一無二なサウンドの核となっているのが
初期~中期のメインアンプであったFender/VibroVerbとエフェクターであえるIbanez/TSシリーズ
アンプは歪ませすぎずTSで軽く持ち上げる
中域がグッと前に出てくる点と合わせて非常においしく使っている気がします
しかもTSを重ね掛けしたり…
あの丸く甘いサウンドはこうして作られていたんですね
TubeScreamerは808、9、10等様々な種類がありますが
特にTS-10は同氏の仕様エフェクターということもあり中古市場でも非常に人気。
日本製/台湾製と2種類あるのですが内部パーツが異なり、特に日本製/艶ありJRC4558搭載のもがレアです
TS-10をお持ちのという方は一度チェックしてみては?
③ Allen Hinds
→Xotic/SoulDriven AH
ジャズ/フュージョン系のギタリスト界では知らない方はいないのではないでしょうか
歪みのマジシャン アレン・ハインズ!
クリーン~ディストーション間の歪みを足元、手元で自由自在に行き来する繊細なギターテクを支えるのはXoticからリリースされたシグネチャーエフェクターとなるSoulDriven AH
同社のAC Boosterを元に製作されクセが少なく、スムーズなゲインが特徴のオーバードライブです。
もともと世界1500台限定で発売されましたが、あまりの人気からレギュラーラインで再版されてしまいました。
現代における影響力の強いギタリストの一人だと思います。
楽器店で見かけたら是非お試しを!
④ J Mascis
→ ehx/BIG MUFF Ramb’s Head Analog.man/KING OF TONE
ノイジーかつサステインのあるギターサウンドが特徴!
オルタナロックを代表するバンドDinosaur Jr.のギタリスト!
ファズを多用するファズマニアとしても知られる同氏ですが、サウンドの核となっているのはエレハモのヤバいファズとしておなじみBIG MUFFの二期にあたる Ramb’s Headでしょう!
セッティングは恐らくサステインMAX。
やっぱりBIG MUFFはフルテンで使ってナンボやって話です(※機材の故障に関しては責任負いません笑)
そして”クリーン時”にはAnalog.man/KING OF TONEを使用しているそう。
市場には滅多に出回らないエフェクターなのですが、フルレンジでしっかり歪ませる事ができ、倍音もしっかり再生してくれます!
2チャンネルあるのですがどちらも”ハイゲイン”になるようなオプションが施されています。
もう一度言いますが”クリーンチャンネルで”使用しています(ビックリです)
ちなみに稀少なBIG MUFFを10台以上を自宅内に飾って “Muff Museum” と名付けているのだとか。
エフェフリ店員としてはマストな案件なのでご自宅にお呼ばれしたさしかないですね・・・
⑤ Eric Johnson
→BK Butler/Tube Driver JimDunlop/FuzzFace
ロック・インストゥルメンタル/エクスペリメンタルの世界的ギタリスト!
なんという甘く透明で繊細なトーン…
この独特なサウンドを支えているのが少し特徴的な歪みペダルの数々!
リードトーンにはBK Butler/Tube Driver!真空管が中に入っており、本格的なチューブサウンドを作れますね!
ちなみにこのエフェクター同氏の使用により中古価格が高騰しているそう…
やはり世界的なギタリストが市場に与える影響は大きいようです
そしてダーティなファズトーンには自身のシグネチャーファズフェイスを使用!
通常のファズフェイスよりゲイン値が高く、より荒々しいサウンドが特徴です!
ビンテージのファズフェイスに近い歪み方な気がしますね。
独特なエフェクターから繰り出されるあの甘いトーン!一度でいいから自分の手で出して見たいものです…
⑥ 生形真一
→Z.Vex/FUZZFACTORY HandPaintVer Wren and Cuff/Your Face60’s Hot Germanium Fuzz
今や日本のギターシーンにはかかせないギタリストですね
独創的なアルペジオからソロプレイ/轟音な歪みを繊細なギタートーンで操られていますが、
やはり同氏の歪みと言えばFUZZFACTORYとYour Face 2台のファズでしょう。
裂けるような発振と歪みでヤバいファズの代表格であるFUZZFACTORYは初期のHand Paintを使用。
Hand PaintモデルはLEDもDCもない不便なファズですが、荒々しさが増しより個性的なサウンドになっています
FUZZFACTORYの中でもこのHand PaintVerは非常に価値があります
中古でFUZZFACTORYがでてたらチェックしてみて下さい!
またYour Faceはビンテージファズと同じデットストックのパーツを使用したモデルでボリュームへの反応が非常に優秀
クリーン→ソロなど同氏の演奏との相性がめちゃくちゃ良い1台ですね
こちらも中古ではあまり出回らないレアなファズです
本当に憧れのギタリストですね
これだけ歪みを使いこなせるようになりたいものです…
⑦ 北嶋 徹(TK)
→VEMURAM/Jan Ray Barbarossa/GARGOYLE
凛として時雨のボーカル/ギタリストとしてお馴染み!
強烈に個性的な楽曲を、なぜ歌いながらあれだけギターが弾けるのか。。。
そんなギターテクにのせて独特かつ繊細な空間系エフェクトを多用するイメージが強い同氏ですが、歪みはシンプル
VEMURAM/JanRayはクリーン時に使用
クリーンですが結構歪ませています。
ピッキングへのバイト感、トーンの艶、芯の太さと楽曲に相性が悪いわけがないですね
当店でもジャンルを選ばずに人気のオーバードライブです
また近年ディストーションとして愛用しているのがBarbarossa/GARGOYLE
中古もほぼ出回らないめちゃくちゃ高級なペダルです ※詳しくはググって下さい。ヤバい
ハイゲインディストーションながら超ノイズレス
コードの分離感がよく音抜けバツグンとこちらも楽曲にあった歪みですね
他にもSHIGEMORI/MUSE、RUBY STONEやBOSS/OD-3modも使用されています。
⑧ 吉村秀樹
→KLON/Centaur ehx/BIG MUFF Ramb’s Head
飛んでくるような轟音の歪みはまさにエモの塊
数多くのバンドの中でも一際存在感を放つbloodthirsty butchersのギターボーカルです
個人的に好きなギタリストなのでお客様からのリプに名前が出てきて非常に嬉しかったです(笑)
使用する歪みの中でも目を引くのはやはりKLON/Centaur 当店でも(たくさんあるで)お馴染みのオーバードライブです
バッファーとしても優秀で繋げるだけで良い音になります
これマジな話です
そしてBIG MUFF Ramb’s Head
歴代BIG MUFFの中でもブチブチ感が強く、音量レベルもかなり高めの設定
ラムズをケンタでブーストする。こんな贅沢なことありません。至福の歪みですね
あの激しくもどこか優しい轟音がエモすぎる歪み使いです。
⑨ 田渕ひさ子
→KLON/Centaur BOSS/BD-2
ケンタ繋がりでこの人も忘れてはいけませんね
「女性ギタリスト+ジャズマス=最the高」という方程式を作り上げたといっても過言ではないNUMBER GIRL/bloodthirstybutchersのギタリスト!
見た目からは想像できない程のぶっといサウンドを放つ同氏ですが
極上のドライブサウンドを放つKLON/Centaurはシルバーを愛用
ゴールドに比べると音のハリが前に出る非常にモダンな1台です
そして代名詞と言っても良いのがBOSS BD-2
アンプのクランチに組み合わせてTONEを絞り気味でかけっぱなし
BD-2は当店でも非常に人気なですが実は使いこなすのが難しい1台です
過去、田渕氏の使い方を参考にされた方も多いのではないでしょうか?
⑩ 滝善充
→BEHRINGER SF300 SUPERFUZZ BOSS/ML-2
エフェクター=滝さん
といっても過言じゃないギタリストですね
ファズを多用し、過激なパフォーマンスも合わさってカオスなギターサウンドを奏でています
そんな同氏の歪みは上記のギタリスト達とは少し異なり自作ファズと安価なボスコンで多く構成されています
金切り声のような歪みは自作のファズ
押しつぶされたような歪みはBEHRINGER SF300やBOSS/ML-2
安価なエフェクターは音痩せ(特に歪み)やスイッチが瞬時に踏めなかったりとデメリットもありますが
それをスイッチャーでコントロールする事であのパフォーマンスの中でもしっかりと制御されています
これも歪みの使い方の一つな気がします。
いかがだったでしょうか?
ツイッターの反響が大きすぎて紹介出来ない方が多々いました。。。申し訳ないっす
その方々はまた別の機会で紹介出来ればと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
こうした企画でお声をかけて頂けたのも、日頃当店を支持して下さる皆様の応援のおかげです
改めてお礼申し上げますm(__)m
これからも応援し続けていただけるよう日々精進してまいりたいと思います!
よろしゅうお願いします!
それでは!